3107 ダイワボウホールディングス 東証1部

PER(株価収益率)6.53倍、PBR(株価純資産倍率)1.21倍、配当利回り2.45%

 2020年5月13日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+44.6%の328.41億円、経常利益+45.3%の331.95億円の増収・増益となりました。現時点では、来期予想の発表はありません。

 2018年9月28日の7,470円の高値からの下落で、12月25日の4,530円まで下げて反発。2019年2月18日の6,650円の高値をつけて、三角保ち合い(A)となった後、下降トレンド(B)へ転換しました。

 この下降トレンド(B)の中で、9月2日の3,990円で当面の底打ちとなって反発。2020年1月22日の7,230円まで戻したところで、コロナ相場に巻き込まれ、2月の急落を受けて3月13日に4,005円まで下落。2019年9月2日の3,990円に対する二番底(ダブル底)となって、上昇トレンド(C)へ転換しました。

 この上昇トレンド(C)の中で、6月4日の8,160円、7月28日の8,090円と二山形成(二点天井)後、9月8日の6,050円まで押し目を入れ、9月29日に7,040円まで反発して押し目を入れて、もみ合っています。

2540 養命酒製造 東証1部

PER(株価収益率)32.84倍、PBR(株価純資産倍率)0.65倍、配当利回り2.15%

 2020年7月30日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲13.0%の5.20億円、経常利益▲7.2%の8.70億円の減収・減益の見通しです。

 2016年6月24日の1,604円からの上昇トレンド(A)の中で、2018年1月16日の2,683円の高値をつけ、2月13日に2,202円まで押し目を入れて、緩やかな上昇トレンド(B)へ移行しました。この中で10月30日に2,583円まで戻した後に反落。12月21日の2,080円まで下げ、12月27日の2,352円まで自律反発した後、下降トレンド(C)入りとなり、2019年8月26日の1,837円まで下落しました。

 ここから反発して9月20日に2,042円まで上昇後、2,000円水準をアタマにもみ合いとなり、コロナ相場に巻き込まれ、2020年2月の急落にツレ安して3月13日の1,702円まで下落しました。

 ここから3月27日の2,025円まで急反発した後、短期の下降トレンド(D)となって8月24日に1,733円まで下落。3月13日の1,702円に対する二番底の形を作って、9月7日に1,801円で買い転換となり、9月28日に1,970円まで上昇して押し目を形成しています。

 このチャートの見方は、(1)(2)(3)と三点底を作っての反発ですから、9月20日の2,042円を終値で抜くと三点底が確定し、一段上となる可能性があります。そうでなければ2,000円水準は上値が重いところですから1,800~2,000円のボックス相場と見て、投資を考えることになります。

4517 ビオフェルミン製薬 東証1部

PER(株価収益率)17.41倍、PBR(株価純資産倍率)1.01倍、配当利回り2.43%

 2020年7月22日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲28.9%の21.80億円、経常利益▲28.3%の22.50億円の減収・減益の見通しです。

 2016年3月15日の4,010円、4月7日の3,890円の二点天井から大幅下落となり、11月9日の2,550円で当面の底打ちとなりました。

 ここから短期の上昇トレンド(A)となって、2017年3月2日の3,190円、11月1日の3,170円と二点天井をつけて、短期の下降トレンド(B)となり、2018年8月28日の2,700円まで下げました。その後、反発して9月25日の3,050円の戻り高値をつけ、角度の大きい下降トレンド(C)へ移行しました。

 この下降トレンド(C)の中で、2019年8月28日の2,048円まで下げて、2020年1月30日の2,480円まで戻してもみ合うものの、2月12日の2,455円から、コロナ相場の急落局面に巻き込まれて3月13日に2,045円まで下げ、二点底の型となって3月27日に2,422円まで上昇し、5月18日の2,202円まで下げた後、緩やかな上昇トレンド(D)へ移行しました。

 この中で少しずつ下値を切り上げ、9月28日に2,544円で買い転換となって上昇し、緩やかな上昇トレンド(D)を陽線で上に抜きました。

5384 フジミインコーポレーテッド 東証1部

PER(株価収益率)21.01倍、PBR(株価純資産倍率)1.78倍、配当利回り2.67%

 2020年5月13日発表の2020年3月期本決算は、前年同期比で営業利益+13.1%の60.07億円、経常利益+9.6%の61.77億円の4期連続の増収・増益となっています。同社は最先端半導体デバイス向けCMP(化学機械研磨)用研磨剤やシリコンウエハ向け研磨剤の販売が大きく伸びています。また、製品構成の改善で採算が向上し、利益を押し上げています(高成長候補銘柄)。

 2018年8月3日の3,270円をザラ場高値にして、三角保ち合い(A)を形成しかかっていましたが、10月2日の3,080円を高値に下放れとなって、2019年1月4日の1,998円まで下落しました。

 ここから4月25日の2,581円まで上昇後、5月20日の1,962円まで急落し、二点底の型となって短期の上昇トレンド(C)へ移行。この中で2020年1月22日の3,245円まで上昇し、もみ合っているところでコロナ相場に巻き込まれ、2020年2月21日の3,140円の高値から急落となって、3月17日に2,053円の安値をつけました。

 ここを安値に短期の上昇トレンド(D)へ転換し、8月19日の3,880円まで急角度の上昇となりました。ここをピークに9月8日の3,425円まで押し目を入れ、9月23日に3,780円まで戻して、二番天井となって下落し、もみ合っています。このまま上昇しても、上げ幅はあまり期待できないと思われます。

3611 マツオカコーポレーション 東証1部

PER(株価収益率)11.01倍、PBR(株価純資産倍率)0.96倍、配当利回り1.82%

 2020年8月12日発表の2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲7.8%の24.00億円、経常利益▲16.8%の21.00億円の減収・減益の見通しです。

 2018年1月31日の5,290円の高値からの下降トレンド(A)の中で、12月26日の2,474円、2019年2月13日の2,513円と二点底をつけて反発。4月8日の3,790円、5月14日の3,700円とダブル天井となって、下降トレンド(A)に転換しました。

 この中で(1)2019年8月29日の1,926円、(2)10月9日の1,893円、(3)11月13日の1,906円の三点底をつけて反発し、12月27日の2,597円まで上昇。その後、コロナ相場に巻き込まれ、2020年3月13日の1,363円まで下げて底打ちし、4月6日の1,485円を二点底にして5月29日の2,420円まで上昇しました。ここから再下落となり7月14日の1,666円、7月31日の1,688円の二点底となって、短期の上昇トレンド(C)となりました。

 ここまでのチャートの動きは、2,597円を高値とし、1,363円を安値とする三角保ち合い(B)となっており、短期の上昇トレンド(C)の中で9月29日に2,417円まで上昇して、いったん三角保ち合いの上放れの型となりました。上放れの後、押し目を形成しています。

 このチャートを見ると二点底(もしくは三点底)から反発しているのがよく分かり、二点底、三点底を反発のタイミングと見ることができます。