本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは106.13円
↓下値メドは104.86円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
Wake Me Up When September Ends
週明けのマーケットは、トルコリラのフラッシュクラッシュ(暴落)から始まりました。
アルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突のニュースをきっかけに、トルコリラ/円は13.21円まで急落、史上最安値を改めて更新。アルメニアはロシアの軍事同盟国でアゼルバイジャンはトルコの友好国。またトルコはアルメニアとは歴史的な敵対関係にあります。
トルコリラ/円はその後13円台後半まで戻しましたが、反発力は弱い。トルコは地政学リスクだけではなく経済問題も抱えています。格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今月、トルコの発行体格付けを「B2」まで引き下げました。見通しは「ネガティブ」。B2格付けというのは投資適格級を5段階も下回る水準で、ルワンダやエジプトと並びます。積極的に投資しようとする投資家が減っているのです。
今回の急落は、市場参加者の少なさによる流動性の低さが一因と考えられるのですが、かといってトルコリラの本格反発材料は今のところ見当たらず、今後もこのようなヒステリックな動きを繰り返しながら安値を更新していくのでしょう。
トルコリラ/円だけではなく、南アランド/円などの新興国通貨にも警戒が必要。南アフリカではようやくロックダウンが緩和されましたが、その途端に賃上げ要求の大規模な労働ストライキが発生。すでに疲弊している経済がさらに悪化するおそれがあります。南アフリカは10月末に中期予算方針を発表しますが、拡大の一途をたどる財政赤字にお手上げの状態。
トランプ大統領が10年間所得税を払っていないとの疑いでマスコミが騒いでいますが、意外にも大統領選挙には影響しないとの意見が多い。アンチ・トランプ派はずっと前から疑っていたことだし、だいたいトランプ派はそんなスキャンダルなど気にしないのです。今夜(日本時間明日午前)の第1回TV討論会のトランプ・バイデン「直接対決」に注目です。
毎ヨミ!FXトップニュース
28日のドル/円のNY市場終値は105.50円
前営業日の終値比▲0.05円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい - ウォルト・ディズニー
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
ワクチンができても、インフルエンザと同じでウイルスは「なくならない」
ドル:
10月に米朝サプライズ会談か? 米大統領選挙に向けて実績作り
アトランタ連銀総裁、新しいフォワードガイダンス発表は「やや時期尚早」
アメリカン航空;全体の3割に相当する1万9,000人を10月1日に解雇
米中貿易戦争で米国の景気後退はさらに悪化 多くのエコノミストが予想
米大統領選:
米大統領選:バイデン氏の勝利確率 87%
ユーロ:
ドイツ政府が失業手当期間を延長へ 追加コストは年間100億ユーロ
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「景気回復の道のりは険しい」
ECB理事「PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の債券購入額は目標ではなく上限」
ポンド:
新型コロナによるホワイトカラーの失業が今後本格化
原油先物:
イラクがOPEC(石油輸出国機構)に減産対象国から除外するよう嘆願 イラク経済は97%を石油に依存
その他:
2020年下半期は世界的に物価が急上昇する可能性 ただし日本は除く
ブラジルの殺人事件は日本の93倍
犬の散歩は1日2回、法律で義務付けへ ドイツ
アメリカで30代、40代で退職する「FIREムーブメント」が話題