今週の指標:ドル/円

 先週、FOMC(米連邦公開市場委員会)から2023年までゼロ金利の継続が予想され、ドル安・円高の流れとなりましたが、ほぼ市場観測に沿った議論だったことで優先的にドル売り圧力は多少弱まると予想されます。対欧州通貨でのドル買いが支援材料となってドルは底堅い動きとなることが想定されます。また、米株式の先高感は消えておらず、ドル買い材料も出てきます。

 日本市場が4連休中の21日に欧州株式が大幅安となったのをきっかけに、NYダウが一時▲942ドルに。終値は▲509ドルの2万7,147ドルとなりました。これにつれて為替は一時1ドル=104.00円のドル安・円高となりましたが、引け値では104.68円でした。22日は1ドル=104.94円まで戻し、やや円安となっています。