株式だけで大丈夫?資産分散とリスク許容度、考えていますか?

 米国株式インデックスにかぎらず、よくわからずに買付ランキングを見て、なんとなく投信を選んでしまった人は、資産配分やリスク許容度について考えることが大切です。

 たとえば、株式市場に期待される長期的かつ平均的なリターンは年率4~6%程度といわれる一方で、短期的な価格変動幅は年率±40~50%程度の範囲で動くといわれています。

 もし、「安定的」な運用を期待している人が、買付ランキングで上位にある株式インデックス投信に全額投資しているなら、いくら運用コストが低いとしても誤った選択といえるでしょう。

 また、「安定的」な値動きといっても、その変動幅に対する感じ方は人によって様々です。

 投資信託を選ぶ際には、自分が許容できる価格変動幅はどれくらいなのかを具体的な数値で考え、そこから株式や債券などへの投資比率(資産配分)を決め、最後に個別の投資信託を選びます。

 買付ランキングから米国株式インデックスに行き着いた人は、自分の投信選びについてあらためて考えてみると良いでしょう。