初心者だからできる長期の「積立投資」。ストレスなく貯めながら増やす極意とは？

国際分散投資で「貯めながら増やす」意義

　検証した日本株式と外国株式の長期パフォーマンスは、日本と外国の経済成長や利益成長を巡る「期待の差」を反映してきた市場実績と考えられます。

　今後についても、長期で見たファンダメンタルズ（経済の基礎的条件）や成長期待を資産形成に取り込もうとするなら、日本株式だけでなく外国株式も積立投資の対象として検討していくほうがベターであると考えます。

　積立投資は、1回（定額）に必要とされる投資資金が比較的少額で、一度に多額の投資をするよりも、初心者にとっても心の負担が小さいでしょう。また、投資タイミング（買い時）を分散することで、市場の「マーケットリスク」（タイミングリスク）も分散できることとなります。

　初心者だからこそ取り組みやすい資産形成法として、「積立投資」に注目してみてはいかがでしょうか。