米国株急落の影響が、日本株には今のところ小さい

 9月9日の日経平均株価は、前日比▲241円(▲1.0%)の下落で、2万3,032円となりました。前日(9月8日)の米国株が大きく崩れた(ナスダック▲4.1%、NYダウ▲2.2%)割には、下げ幅が小さかったと言えます。

米ナスダック総合指数、上海総合指数・NYダウ・日経平均の動き比較
2019年末~2020年9月9日(ナスダック・NYダウは8日まで)

 今回の下落は、過熱していたナスダックが中心で、9月9日までで見ると、日経平均の下げは限定的です。

直近の高値からの下落率

 日経平均の下落率が小さい理由は、外国人投資家の売りがあまり増えなかったからと考えます。外国人は、今年、日本株を大量に売り越してきたので、ここで新たな売りが出にくかったと思います。