優待株投資もアフターコロナを見据える時代に!?

 優待株の多い飲食業は、新型コロナの直撃を受けて、どの会社も大幅減益や赤字転落という非常事態に陥っています。

 緊急事態宣言で休業せざるをえなかった4月に比べ、6月、7月の売上が前期比80%程度まで回復したところもあれば、高級店や居酒屋など、なかなか売上が戻らないところもあり、業績の回復具合はまちまちです。

 一方、10月優待の人気株、エイチ・アイ・エスなど売上がいまだ「消滅」状態の旅行、運輸関連株はコロナが長引けば長引くほど苦境が続きそうなので、注意が必要です。

 新型コロナウイルスは、今後も私たちの生活を大きく変えていくでしょう。コロナ後の自分の生活にとって本当に必要な優待内容は何か、など、新型コロナで激変した自分の働き方、暮らし方、投資に対する考え方などをよく自覚した上で、優待株を選ぶ時代なのかもしれません。優待株投資はある意味、「曲がり角」に来ている、といえるでしょう。