外国人投資家、8月1721日は売り越し

 17月まで一貫して日本株を売り越してきた外国人投資家が、8月の第1週(37日)と第2週(1114日)に買い越しに転じました。ところが、第3週(1721日)は売り越しでした。まだ、外国人投資家が日本株を積極的に買ってくる材料(世界景気の回復)は、整っていないと考えられます。

外国人投資家による日本株現物・日経平均先物の売買動向(売買差額):2020年1月~8月(21日まで)

出所:東京証券取引所データより、楽天証券経済研究所が作成。赤は売り越し、青は買い越し

日本株投資戦略

 結論は毎回述べていることと、変わりません。日本株は割安で、長期的に買い場との判断を維持します。ただ、短期的には急落急騰を繰り返すと思います。時間分散しながら、割安な日本株を少しずつ買い増ししていくことが、長期的な資産形成に寄与すると考えます。

 目先、日米の政局不安、米中対立激化などの不安材料があって、日経平均の上値は抑えられそうですが、それでも79月に続き、1012月も世界経済の回復が続いていることがわかれば、今年の年末には、日経平均は2万4,000円まで上昇すると予想しています。

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