本日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは107.32円
↓下値メドは104.64円
今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米政治が相場を動かす?
梅雨明け週明け3日のマーケットは、先週金曜日からの流れを引き継ぎドル買い戻しが優勢。M&A(企業の合併と買収)絡みのフローの噂もドル買い材料になりました。
ドル/円は105.80円でオープンして、105.58円まで下押した後、海外時間に106.47円まで上昇。しかし106.50円の天井を抜けられないまま、終値は105.96円。当面の上限下限を確認して、はやくも夏休み相場入りの雰囲気も出てきました。
しかしまだ安心はできません。今週は米国の政治に注目。米国では、コロナウイルス救済策として失業給付金に上乗せしていた600ドルの増額措置は7月末に期限切れとなりました。民主党と共和党が新たな財政支援策について合意できなければ、すでに景気後退に陥っている米経済がより深刻な打撃を受ける可能性があります。失業給付金が切れた後の米国の個人所得は25%以上のペースで縮小するといわれていて、そうなれば消費活動も大幅に鈍化することになります。失業者はもちろんですが、今仕事がある人も失業したときの恐怖が大きくなり、お金を使うより貯蓄しようと考えるからです。
バイデン氏は副大統領候補を今週公表する予定。有力候補はカマラ・ハリス氏。アフリカ系アメリカ人女性としては2人目、南アジア系アメリカ人としては初の米国上院議員です。バイデン氏は高齢ということもあり、副大統領候補の関心が高い。民主党は、バイデン氏で4年、副大統領を大統領にして8年、合計12年間の長期政権を狙っているといわれています。
9月からの米政治は大統領選一色。だからこそ、今ここで景気刺激策を決めておかないと米経済の深刻度がさらに増すことになる。ドルにとっても問題。ドル高が戻ったやれやれと安心する前に、米政治の方向を確かめなくてはいけません。また、今週は米雇用統計の発表もあります。
動いているのはドル/円だけではありません。海外は断然ユーロに注目。個人投資家のユーロ/円相場観は?「今日の注目通貨」をご覧ください!
毎ヨミ!FXトップニュース
3日のドル/円のNY市場終値は105.96円
前営業日の終値比+0.03円だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
すべてが同等ならば、計画と準備が戦いの勝者を決める―アイゼンハワー将軍
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
米国人のGo Toイート意識調査:「半年間は外食したくない」
米ウォルマート、全ての買い物客にマスク着用を要請
ドル:
バイデン氏の副大統領選びに焦点。バイデン氏の年齢、2024年選挙不出馬で
バイデン氏の副大統領候補はカマラ・ハリス氏か。
米の国内空港の週平均搭乗客、昨年400万人、今年7万人以下
失業保険継続件数が減少 雇用の再吸収化が進む
米経済 底を打って安定状態に入った可能性-ビッグデータ解析
ユーロ:
レーンECB(欧州中央銀行)理事「ユーロ圏が回復したか分かるのは1年後」
ポンド:
英政府、ガソリン車、ハイブリッド車などの販売を2035年に禁止へ
円:
西村大臣が「お盆の帰省控えて」 Go Toと矛盾との矛盾指摘も
豪ドル:
ロウRBA(豪準備銀行)総裁「労働市場の回復に楽観的」
トルコリラ:
トルコの政策金利は実質マイナス金利。インフレ高止まりの中で維持不能
南アランド:
南アで新型コロナによる死亡率が急増中 一部地域で自然死の倍の死亡者
NY金先物:
世界の銀生産に問題発生中。新型コロナでメキシコの鉱山が閉鎖
その他:
日本のパスポート「最強」。191カ国でノービザ待遇。中国は71カ国。
タピオカを飲み続けた中国人少女 砂糖の過剰摂取で昏睡状態に
レジ袋有料化で、コンビニは費用増えずに収入増える