PERが100倍を大きく超える銘柄は成長株なのか?

 他方、上記で挙げた銘柄のうち、マクアケのPERは261.6倍、メドレーは303.3倍、オプティムは362.6倍、HENNGEは497.3倍と驚異的な数値になっています。

 成長著しい銘柄であれば時折100倍を超えるようなものも見受けられますが、さすがにPERが300倍、400倍にもなると成長株としての評価とは言えない状況です。

 このように、PERが異様に高い銘柄は、確かに今後の業績の向上という切り口で買われる側面はあるものの、将来の大化けという期待が先行した「テーマ株」という位置づけでとらえた方がいいでしょう。

 なお、今期に限っていえば、上記のうちエムスリーや日本M&Aセンターは今期の業績予想を発表していないため、PERを計算することができません。この場合は、前期の実績値や、会社四季報の予想数値などを参考にすることになります。