本日の注目通貨

ドル/円:7月のレンジ予想:104.17円から111.73円

 7月のドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は107.95円。107.95円より上ならばドル買い優勢、107.95円より下ならばドル売り優勢。6月のNY終値は107.93円。

 ドル/円はいまだ107円台に引きこもり中で、ほとんどレンジの外に出てきません。6月のマーケットでも上下ともあと一歩のレベルまで迫ったのですが、結局110円台も105円台もつけられず消化不良で終了。

 7月は、円安方向の最初のメドが6月高値の109.85円。円高方向最初のメドが6月安値106.07円。

113.61円 : 第3レジスタンス(HBO)

112.40円 : 2019年 高値(19年04月24日)
112.22円 : 2020年 高値(20年02月20日)

111.73円 : 第2レジスタンス 
111.71円 : 03月 高値(03月24日)

110.29円 : 01月 高値(01月17日)

109.85円 : 06月 高値(06月05日)
109.83円 : 第1レジスタンス
109.38円 : 04月 高値(04月06日)

108.20円 : 2019年 平均値
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)


107.95円 : ピボット


106.70円 : 2020年 平均値
106.36円 : 04月 安値(04月29日)
106.07円 : 06月 安値(06月23日)

105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
104.17円 : 第2サポート

102.27円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)

100.07円 : 2016年 09月 安値
99.53円 : 2016年 08月 安値

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成


本日の注目グラフ

IMMポジション:豪ドル「ショート」が消える? トレンド変化の重要サインか

 CFTC(全米先物取引委員会)公表による、6月30日時点のシカゴIMMの通貨先物ポジション状況は、円は23,861枚の「ロング(=約28億ドル相当の円の買い持ち)」で、前週に比べてドルショートポジションが13.1%縮小しました。ユーロドルは、98,955枚の「ロング(=約140億ユーロの買い持ち)」で、前週比▲16.5%。

 豪ドル2,908枚の「ショート(=約2.9億豪ドルの売り持ち)」で、前週に比べ▲39.5%。IMMの豪ドルのポジションは、2018年3月から2年3ヵ月間もショート(買い持ちより売り持ちが多い)が続いていますが、ここにきて、ほぼフラットになるまでショートが縮小。豪ドルの中期トレンドに重要な変化が出ているサインと考えることができます。