銘柄間格差がどんどん大きくなっている

 株式市場では、コロナが逆風となる銘柄と追い風となる銘柄の格差が、どんどん大きくなっています。

 まずは「逆風銘柄」の動きを確認します。移動制限や旅行者減少の影響が大きいANAホールディングス(9202)エイチ・アイ・エス(9603)、焼き鳥チェーンの鳥貴族(3193)、さらにバリュー銘柄の中心的存在のメガバンク・三井住友フィナンシャルグループ(8316)です。

 現在、日経平均株価は3月19日の安値1万6,552円83銭から2万円を大きく超える水準まで回復しています。その中で、これらの銘柄もさすがに年初来安値よりは上に位置していますが、それでも厳しい株価です。

コード 銘柄名 株価(円)
9202 ANAホールディングス 2,409.5
9603 エイチ・アイ・エス 1,593
3193 鳥貴族 1,476
8316 三井住友フィナンシャルグループ 3,010
※株価データは2020年7月1日終値ベース

ANAホールディングス(9202)の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

 エイチ・アイ・エス(9603) の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)