本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは108.58

下値メドは105.89

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

「利上げなし」イコール
「リスクオンのドル売り」

 FOMC(米連邦公開市場委員会)後のマーケットはドル売り再開。FOMCが長期にわたり政策金利を極めて低い水準に維持するというシグナルを出したことでドル/円は一時106円台まで円高が進みました。

 FOMCは10日まで開催された6月の定例会合において、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標レンジを0~0.25%で据え置くことを決定。

 今回のFOMCは、コロナ禍の緊急対策から、より長期的な政策アプローチへの移行を、どのように計画しているかについて最初の見解を示すものとして注目されていました。

 FOMCメンバーによる金利予想(ドットチャート)によると、2022年までの金利中央値はすべて「ゼロ」。資産買い入れプログラムについては、終了期限を定めないオープンエンド型によって月間約800億ドルの米国債購入を維持すると正式に表明。FRBが長期間にわたり超緩和的な金融政策を継続する考えは明確となりました。

 話題になっていたYCC(イールドカーブ・コントロール)については継続審議として今回は導入見送り。FOMCは、現時点ですべきことは全て行ったと考えています。まずは現在の政策効果を見極めることを優先するということですが、経済が改善しなければ今年後半にYCCが導入される可能性は残されています。

 ドル/円の最新位置情報については「今日の注目通貨」をご覧ください。

毎ヨミ!FXトップニュース

10日のドル/円のNY市場終値は107.14円

 前営業日の終値比▲0.60円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。

今日の格言:

運命は我らを幸福にも不幸にもしない。ただその種子を我らに提供するだけである - モンテーニュ

各国・各通貨トピックス

新型コロナウイルス:
    ブラジル1日で感染1.4万人増。それでもボルソナロ大統領はロックダウンに反対
    米国の飲食店、4分の1が廃業の恐れ

ドル:
    FOMC、政策金利を据え置き。予想通り
    FOMC声明「米経済を支援するためにあらゆる手段を行使する」
    パウエルFRB議長「利上げについては考えていない」

ユーロ: 
    2020年のユーロ圏経済成長は▲7.7%に縮小の見通し
    排ガス規制でハイブリッド車販売を2021年までに7倍に引き上げる必要

ポンド:
    ポンド:英経済が元の水準に戻るには2年以上必要
    ブロードベント副総裁「低すぎる金利は害の方が大きい」 

NY金先物:
    マーケットのロングポジションが1年前の水準まで縮小

その他:
    外出自粛で国民の貯金が急増  イングランド銀行が報告
    マドンナが抗体検査陽性も自宅待機命令を無視 SNSで怒りの声

主要指標終値

出所:楽天証券が作成