過去3カ月の推移と今回の予想値

※矢印は、前月からの変化

前回雇用統計のレビュー

 先月発表された4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が戦後最悪の2,050万人減少しました。失業率は10.3ポイント上昇して14.7%へ。失業率は月間上昇率としては過去最大でした。

 雇用はすべての主要産業部門で大幅に減少しましたが、特にレジャー部門とサービス部門の落ち込みが顕著でした。この急速で大幅な悪化は、新型コロナウイルス世界的流行の影響と、それを封じ込めようとする努力(ロックダウン)を反映した結果だと米労働省は説明しています。

 一方、4月平均労働賃金は、前月比4.7%、前年比7.9%アップと大幅上昇。低賃金労働者が新型コロナウイルスの影響で大量に解雇されたことと関係があります。