今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは155.40円
↓下値メドは153.85円
日銀:「中立金利1%に向けた、適時かつ段階的な利上げが必要」
エヌビディア:次世代AIチップの生産問題に直面
原油:OPECは減産延長へ。世界的需要後退で
ゴールド:中国政府は3ヵ月連続で金購入停止
ブラジル:ブラジル中銀、利上げを検討
前日の市況
11月18日(月曜)のドル/円相場の終値は154.64円。前日終値比0.19円の「円安」だった。
この日のマーケットは、日本銀行の政策に対する期待と失望、米国の金利動向が交錯する中で動いたが、強い方向感はでなかった。
2024年231営業日目は154.27円からスタートした。植田日銀総裁の発言への期待で、東京時間朝に153.84円まで円高に動き、先週金曜日の安値(153.86円)をわずかながら更新した。
しかし、植田総裁はこの日講演で利上げについて明確な時期を示さなかった。早期利上げを期待するマーケットには「日銀はハト派」と映り、円は失望で売られた。12月の日銀会合での0.25%の利上げ確率は約54%と見込んでいるが、植田総裁発言前から大きく変わっていない。
ドル/円は夜遅くに155円台にのせ、155.36円まで円安に動いた。ただその後は米長期金利が4.50%近くから4.40%台に低下したことを受け、154円台に戻して引けた。24時間のレンジ幅は1.52円。
ユーロ/ドルは先週1.0496ドルまで下落して年初来安値を更新したが、この日は米長期金利の低下を背景に買い戻されて1.06台まで買い戻された。
米長期金利の低下に加え、ドイツ連銀のナーゲル総裁やアイルランド中銀のマクルーフ総裁が「ECB(欧州中央銀行)は、利下げを急ぐ必要はない」と強気発言をしたこともユーロ買い戻しの材料となった。もっともECB内には異なる見解を持つ理事もいて、クロアチア中銀のブイチッチ総裁は欧州の「インフレ下がりすぎ」リスクを警告している。
今週前半のドル/円 サポートとレジスタンス、ブルベア転換点
レジスタンス:
157.61円 07/22 H
157.10円 07/23 H
156.75円 11/15 H
155.36円 11/18 H
サポート:
153.84円 11/18 L
153.41円 11/12 L
152.62円 11/11 L
152.14円 11/08 L
ドル/円短期:(高値+安値)x 1/2 =149.85円
10月1日から11月18日までのレンジは、142.95円から156.75円。
レンジ幅は、13.80円。
高値と安値の50%(中間点)は、149.85円。現在のレートは中間点よりも「円安」。
高値と中間点の50%は、153.30円。現在のレートはこの水準よりも「円安」。