(今週の指標)NYダウ平均株価
連休明けの5月26日(火)から経済活動再開やワクチン開発を好感し、この日+529ドル、27日(水)+553ドルと大幅続伸となって2カ月半ぶりに2万5,000ドルを回復しました。その後、週後半は一服しましたが、週末は▲17ドルの2万5,383ドルで終わり週間では3.75%の上昇となりました。
今週は、景気底入れ期待が継続すれば2万6,000ドル台を試すことになりますが、チャートからは2万6,000ドル台からは上値が重くなりそうです。FRB(米連邦準備制度理事会)による大規模な金融支援や米政府の追加刺激策が相場を下支えするものの、米中対立への懸念が残り、コロナ第2次感染拡大懸念もあります。
先週末、米中対立の悪化を意識して、香港問題の対応が心配され先物が下落する場面がありましたが、香港問題は優遇措置廃止だけで済み、当面、米中貿易協定は存続することで買い安心感となっており、戻りが続く可能性もあります。