バーゲンセール割安株は? 

SUBARU (東証1部・7270)

「北米でブランド力のある自動車メーカー。コロナ・ショックによる製造ライン停止や外出自粛による自動車販売の不振で、自動車株の下げが非常にきつくなっていますが、この株もその一つ。しかし、欧米では経済活動再開の動きも出てきており、PBR1倍割れまで売り込まれた分、株価のV字回復に期待できそうです。今期は厳しいですが、2022年3月期には業績も戻り、株主配当も増配に転じる可能性大です」(佐藤氏)

八千代工業 (JASDAQ・7298)

「ホンダが50%超の株式を保有する子会社で、四輪だけでなく二輪の燃料タンクなどの自動車部品を製造。前期に軽自動車組み立て事業から撤退して大幅赤字を計上したこともあり、PBRが0.2倍台という信じられない水準まで株価が売られています。ホンダが子会社の部品メーカーを相次いで完全子会社化していることもあり、この株安を機に、親子上場解消の流れに期待したいところ。リストラによる業態転換で、業績も好転しそうです」(佐藤氏)

MUTOH HD (東証1部・7999)

「業務用大型プリンターの大手で、3Dプリンターなども手掛けています。中国事業の不振にコロナ・ショックの打撃が加わり、前2020年3月期は大幅な営業赤字予想。株価もPBR0.2倍の水準まで急落しています。無借金経営で自己資本比率は70%を超えています。3Dプリンター事業という成長分野もあるので、売られ過ぎた株価の底入れ反転に期待したいところです」(佐藤氏)