バーゲンセール割安株は?
横浜ゴム (東証1部・5101)
「国内3位のタイヤメーカーでコロナ・ショックによる自動車販売の世界的な不振にツレ安して、株価が昨年高値から半値水準まで急落しています。しかし、タイヤの原材料は原油由来なので、現在の原油安は収益にとって大きなメリット。ガソリン価格下落で自動車の走行距離が長くなってタイヤ交換が進むと考えれば、そろそろ反転上昇してもおかしくありません。配当利回りも4.5%と魅力的な水準です」(佐藤氏)
三井倉庫ホールディングス (東証1部・9302)
「倉庫業界大手で、海外向けなど総合物流事業への業態転換を図っています。不動産賃貸という高収益事業があるのも魅力です。コロナ・ショックで物流が停滞するという懸念から株価がPBR0.7倍、PER(株価収益率)5倍の水準まで下落していますが、2019年3月期には営業益がほぼ倍増しており、業績自体は堅調そのもの。業績がここからさらに悪化リスクが少なく、物量混乱が沈静化すれば株価のV字回復に期待できそうです」(佐藤氏)
ウィルソン・ラーニング・ワールドワイド (JASDAQ・9610)
「社員教育を世界中で展開する人材サービス会社で、コロナ・ショックで研修業務が停滞している影響から急落。時価総額8億円前後に対して、現預金から有利子負債を引いたネットキャッシュが17億円超もあり、株価の割安さが際立っています。コロナが終息し生産活動が急速に再開すると人手不足が深刻化、人材サービスの需要も急速に回復するはず。いずれは株価も反転上昇するでしょう」(佐藤氏)