本日の注目通貨
ドル/円:5月のドル/円は「円高」 投資家の3割が予想
4月末に楽天証券が実施した相場アンケートの結果によると、回答頂いた投資家4,240人のうち、約36%(1,521人)が、5月のドル/円は「円高に動く」と考えていることが分かりました。
一方「円安に動く」と考える投資家の割合は最も少ない約23%(993人)。最も多かったのは「動かない(わからない)」の約41%(1,726人)でした。
114.55円 : 2018年 高値
113.82円 : 2018年 12月 高値
112.40円 : 2019年 高値
112.22円 : 2020年 高値 (02月20日)
111.71円 : 03月 高値 (03月20日)
109.38円 : 04月 高値 (04月06日)
108.93円 : 第3レジスタンス(HBO)
108.35円 : 第2レジスタンス
108.20円 : 2019年 中心値
107.77円 : 05月 高値 (05月11日)
107.76円 : 第1レジスタンス
107.30円 : 5月18日 終値
107.18円 : ピボット
106.88円 : 05月 中心値
106.70円 : 2020年 中心値
106.59円 : 第1サポート
106.00円 : 第2サポート
105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
105.41円 : 第3サポート(LBO)
101.17円 : 2020年安値(03月06日)
100.07円 : 2016年 09月 安値
99.53円 : 2016年 08月 安値
「勝ち組」「負け組」通貨ペア(5月1日 ~ 5月15日)
5月、最もパフォーマンスが良い(上昇した)通貨ペアはメキシコペソ/円の2.95%。原油価格の反発上昇が追い風になりました。メキシコ中銀は50bp利下げしましたが、インフレを暴走させずに景気を刺激するために妥当な利下げ幅であるとマーケットは前向きに受け止めています。
パフォーマンスが悪かったのは、マイナス金利導入が検討されているNZドル。NZドルが高金利通貨だったのは今は昔のことになりました。EUとの貿易交渉交渉が暗礁に乗り上げて、合意なき離脱の不安が高まっているポンドも弱い。英国は新型コロナ感染者数が減らず、経済再開が欧州のドイツなどに比べて遅れる可能性があります。ユーロ対ポンドの動きにも注目。
IMMポジション推移(円、ユーロ)(2018年5月 ~ 2020年5月)
CFTC(全米先物取引委員会)が発表するシカゴIMMの通貨先物ポジション状況は、円が27,937枚の「ロング(約33億ドル相当のドルショート/円ロング)」。ユーロは78,140枚の「ショート(約98億ユーロのユーロロング/ドルショート)」。
経済指標:米雇用統計
BLS(米労働省労働統計局)が5月8日に発表した雇用統計によると、4月の非農業部門雇用者数は2,050万人減少しました。減少幅は戦後最大で2011 年 2 月以来の低水準。失業率は14.7%まで上昇。アメリカの労働者の6人に1人以上が職を失った計算になります。それでもまだピークを打ったわけではない。カプラン・ダラス連銀総裁によると、「最悪はこれからやってくる」。米国の失業率が20%以上になる日がやってくるかもしれません。
一方で4月平均労働賃金は、前月比4.7%、前年比7.9%に急上昇。しかし、これは低賃金の労働者が大量に解雇されたせいで平均値が上がっただけで、労働条件が良くなったわけではありません。