いくつもの危機を乗り越えてきたNYダウ

 NYダウは、1896年から始まった120年以上の歴史があります。この中で何度も危機(ショック)を経験しています。危機を受けて、大きく下落する局面もありましたが、NYダウは、長期的に米国の経済成長が伸び続け、上昇してきました。

 市場は「投資家の心理」を映す鏡とも言われており、急落時には行き過ぎた下落となりますが、その後は上昇する局面が見られます。実際にリーマン・ショック時、NYダウは高値から50%以上もの下落となりましたが、その後各国の景気刺激策などを背景に回復しました。

継続は力なり

 120年以上にわたるNYダウの歴史を紐解くと、苦難があろうとも「長期的に成長」してきたことが分かります。それは、同時に長期投資にメリットがあることを映し出しています。

 たとえ世界的な恐慌が起ころうと、戦争が起ころうと、未曽有の金融ショックが起ころうと、その時々の投資における正解はひとつ、「続けること」でした。なぜなら危機の都度NYダウはそれを乗り越え、上昇してきたのですから。まさに、継続は力なり。

 もちろん投資を継続してリターンを得るには銘柄選定を成功させる必要があります。その要素がNYダウにはあります。それが銘柄の厳選です。時代ごとに代表的な米国企業を厳選することで120年以上にわたるリターンを紡ぎ出してきました。

 厳選された銘柄が120年以上にわたって織り成すNYダウの軌跡は長期投資の鑑です。例え暴落が起こっても、ここで投資をやめるのはもったいない、「続けること」に意味があると思えます。NYダウの変遷を見て今後の参考にしてください。

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※NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)はS&P Dow Jones Indices LLCの登録商標です。

記事提供元:大和アセットマネジメント