(今週の指標)ドル/円

 今週のドル/円は、底堅い動きの見方が多いようです。欧米諸国では、新型コロナウイルスの感染拡大はピークアウトの兆しが出ているとの発表が見られる一方で、日本では感染拡大が現時点では止まらない状況で、ドル買い・円売りにつながる可能性があります。また、FRB(米連邦準備制度理事会)の新たな緩和策もあり、3月に大きく下げた米国株が反転していることから、ドル買いが観測されています。ただし、米国経済は悪化していることから、すぐに景気回復に向かう可能性は少なく、ドル買いが大きく広がることはないと思われます。