本日の注目通貨

ドル/円

 24日(火曜)のドル/円は東京時間の110.09円が安値。安値が110円より円安だったのは、2月26日以来ほぼ1カ月ぶりのことです。NY時間午後には111.71円まで上昇。年初来高値112.22円が見えています。

 GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が来月から外債比率を25%に引き上げると発表したのも円安要因。それにしても、世界の金融市場が混乱しているこの時期に国民の年金を外国債券に投入するというのは、なかなか決断できるものではありません。

 3月のこれまでの高値111.71円、安値101.17円。値幅は10.54円で、去年の1年の動きを1カ月足らずのうちに達成しました。1日の平均値幅は約2.30円。3月の1日の最大値動きは4.02円、一番静かな日でも0.84円動いています。

 1月始値(108.72円)と比較すると約3円の円安。リスクオフ(リスク回避)は円買いという、これまで続いてきたパターンは見られません。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成