ビヨンド・ミート(BYND)

出所:楽天証券ウェブサイト(3月6日まで)

  小型株では、植物由来の人工肉の製造・販売を手掛けるビヨンド・ミートがランキング20位内(3月第1週目)に入っており、引き続き人気のようです。小型株の中でもこの銘柄が人気の理由は、新型コロナウイルスや景気後退懸念とは別枠で、長期的な需要拡大が描けるからでしょう。2月27日に公表した2019年4Qの決算では、売上高は市場予想を大きく上回り、EPS(1株当たり利益)も市場予想ほどの赤字にはなりませんでした。決算発表後、相場の影響を受けて株価は下落していますが、ここに投資妙味を感じる投資家がいるとみられます。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)

出所:楽天証券ウェブサイト(3月9日まで)

 ビデオ会議システムを展開するズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)は、ランキング30位内に入りました(3月第1週目)。

 新型コロナウイルス感染防止のため、いま日本に急速に広がるテレワーク。米国企業でもテレワークを推奨する報道が散見されます。これを受けて、ビデオ会議システムを展開するズーム・ビデオ・コミュニケーションズ(ZM)の株価は急騰しています。ビデオ会議の需要は世界的に急速に拡大する可能性が高く、ここで同市場のシェアを一気に拡大させることができれば、大きな参入障壁を作れるかもしれません。これまで導入していなかった企業や団体がビデオ会議を導入した場合、その後に他のビデオサービスに乗り換える確率は低いとみられます。