1921 巴コーポレーション 東証1部

 8月10日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は▲27.4%の20億円、経常利益は▲22.2%の23億円と減収・減益の見通し。5月12日時点の予想と変わらず。

 北朝鮮が核兵器による電磁パルス攻撃を示唆しました。これを受けるとあらゆる電子機器が壊れると言われています。同社はそれを防止する電磁波シールドの技術を保有するとして注目されました。

 チャートを見ると、2013年6月7日の300円を安値に急騰し、9月17日の650円でピークをつけ、ここから下降トレンド(A)へ転換しました。この下降トレンド(A)の中で、2016年2月12日の295円で底打ちとなり、三角保ち合い(B)を形成。この三角保ち合いが煮詰まったところで11月9日の314円を安値に上放れし、下降トレンド(A)も抜けて、今年の1月11日に377円まで上昇。4月14日の327円まで押し目を入れたあと、8月10日に376円で買い転換となり、電磁波シールドを材料に9月8日の470円まで急騰しました。電磁パルス防御関連として再度、吹き上げが期待できます。


 

2372 アイロムグループ 東証1部

 8月9日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益277.4%の8億円、経常利益194.1%の8億円の増収・増益の見通し。5月12日時点の予想と変わらず。

 2014年8月8日の639円を安値に急上昇となり、12月25日の3,045円と短期で4.7倍強の上昇となりました。ここをピークに買われ過ぎから下降トレンド(A)へ転換し、2016年2月12日の676円とほぼスタートからの全値押し水準で底打ちとなりました。

 ここからいったん自律反発となって6月10日の1,355円まで上昇するものの、下降トレンド(A)の上値斜線にアタマを抑えられ、11月9日の915円まで下落。しかし、ここで急騰となって下降トレンド(A)を上に抜け、11月25日の1,940円まで上昇しました。

 その後、今年の4月20日の1,099円まで押し目を入れ、8月30日には直近高値の1,940円を更新する1,992円まで上昇後、大きな押し目を形成しています。中期的には上昇トレンド(B)を形成しているようです。

 

6262 ペガサスミシン製造 東証1部

 7月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+0.4%の28.1億円、経常利益+0.3%の28.4億円とほぼ前期と変わらずの見通し。5月15日時点の予想と変わらず。

 2014年10月27日の760円の高値からの下降トレンド(A)の中で、2015年9月29日に418円の安値をつけ、12月1日の558円まで反発後、400~557円のボックス相場(B)入りとなりました。このボックス相場の中で、下降トレンド(A)を横に抜け、2016年6月24日の413円を安値に反発。ボックス相場を上に抜け、11月8日の660円まで一気に上昇しました。ここから11月9日の592円まで押し目を入れて上昇トレンド(C)へ移行。この中で今年の3月3日に997円でピークをつけ、5月8日の942円を二番天井にして調整入りしました。その後、6月15日の703円、8月14日の694円を二点底にして9月15日に759円で買い転換となりました。

 

5816 オーナンバ 東証2部

 8月4日発表の2017年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益▲9.3%の11億円、経常利益は2.6%の11億円の見通し。ただし、当期利益は▲3.6億円の赤字転落から6億円の黒字転換の見通し、2月3日時点、5月10日時点の予想と変わらず。

 2012年11月21日の277円を安値にアベノミクス相場にサポートされ上昇トレンド(A)を形成。2014年9月26日の810円まで上昇して、ここでピークとなり下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で2016年2月12日の310円で底打ちとなり、6月24日の341円を二番底にして反発。下降トレンド(B)を上に抜けて12月12日の458円まで上昇しました。ここでもみあって今年の8月7日に408円まで押し目を入れ、9月15日に476円まで上昇。直近高値となる昨年12月12日の458円を上回って終値で453円で買い転換となっています。

 

3258 ユニゾホールディングス 東証1部

 8月3日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+26.4%の166億円、経常利益+12.0%の110億円の増収・増益の見通し。4月28日時点の見通しと変わらず。

 2016年5月13日の高値6,160円から急角度の下落トレンド(A)となり、この下降トレンド(A)の中で8月15日の3,370円を戻り高値として、ゆるやかな下降トレンド(B)へ移行。こ中で11月9日の2,444円で底打ちとなりました。ここから12月13日の3,380円まで上昇後、上値を切り下げる展開に。2017年7月19日の2,494円の安値をつけ、もみあって小さな直角三角形の保ち合いとなった後、8月14日の2,497円と二点底の形をつくって9月12日に2,594円で買い転換となりました。