NYダウの下落は続くのか。米国株式の反発を待つ

 日本市場が休場の2月24日の米国市場は、韓国、イタリアなど中国以外にも新型肺炎が拡大したことで、世界の景気悪化が懸念され、NYダウは▲1,031ドルの2万7,960ドルと2018年2月以来の大幅下落となりました、為替は1ドル=110.69円の円高となり、シカゴの日経先物は▲1,125円の2万2,165円でした。

 2018年12月25日(▲1,010円)以来、1年2カ月ぶりの下げ幅となりましたが、売り一巡後は時間外で米株先物が上昇し、上海株式も落ち着いたことで前引けにかけて下げ渋りました。

 しかし、戻りは限定的で大引けは▲781円の2万2,605円でした。時間外の米株先物の反発や日本株の2万2,335円(▲1,051円)をつけてからの戻りを考えると、そのまま相場は崩れていくことはないように見えます。チャート的には、12月25日の安値を切って2万2,000円を切るようだと本格調整の可能性がありますが、新型肺炎の拡大をどう織り込むのかNYダウ次第といえます。