アマゾン・ドット・コム(AMZN)

出所:楽天証券ウェブサイトより

  1月30日に発表した決算で、アナリスト予想を上回る決算内容となったことを受け、株価は1,900ドル台から2,000ドル台へ窓を開け大きく上昇しました。配送時間の短縮やプライム会員の増加を背景に年末商戦時期の売上高が好調でした。調整後の1株当たり利益は6.47ドルとなり、アナリスト予想の中央値であった4.03ドルを大きく上回る結果となりました。

 また、業界シェアトップであるクラウドサービスのAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の売り上げも34%伸ばしたようです。アマゾンの株価は2019年半ば以降、1,700ドルから1,800ドル台で横ばいの展開が続いていました。今回の決算でそのレンジを抜けたことで再びアマゾンの動向に注目があつまりそうです。

フェイスブック(FB)

出所:楽天証券ウェブサイトより

  1月29日に発表した決算で、コスト増により営業利益率が低下したこと、売上高の伸びが過去最低になったこと、また増収率が今後さらに鈍るとの見通しを示したことから、株価は大きく下落する展開となりました。決算発表後1月30日の取引で、株価は前日比6.1%下落しました。

 コスト増の要因はプライバシー対策費用がかさんだため。市場では、プライバシー対策費用の増加ペースが落ち着くと期待されていたため失望感が広がりました。フェイスブックの株価はこの1年間ほどで約50%上昇していました。決算発表で株価は下落しましたが、今後は業績や仮想通貨「リブラ」などの動向に注目してみてはいかがでしょうか。