今週の予想

基本は2万4,000円水準の値固め。ここで好材料出ればバブル後、高値を試す場面も

 今週の日経平均株価は、2万4,000円大台固めから、2018年10月2日に記録したバブル後の終値ベースの最高値2万4,270円(ザラ場では2万4,448円)を試す動きとなるか、それとも先週の動きを受け、2万4,000円をめぐる攻防となるかどうかに、注目です。

 現状、相場を押し上げる材料は米国株の上昇と円安しかなく、目新しい材料が不足していると言えます。

 一方で懸念材料は、米中交渉の「第1段階」は通過したものの「第2段階」の交渉に関しては難航が予想されています。それは、欧米が求める中国の産業補助金制度の廃止について、反対しているためです。

 また、今週は21~24日にスイスでダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)が開かれ、トランプ米大統領が出席する予定となっています。世界経済の情勢をにらむ展開も予想されるところ。

 20日(月)は、先週末の米国主要株価3指標が史上最高値更新を継続したことで(NYダウは3日連続)、この流れを受けて日経平均は2万4,000円台乗せのスタート。後場には+66円の2万4,108円まで上昇し、+42円の2万4,083円と、2019年12月17日の昨年来高値2万4,066円を更新して引けました、日中値幅は46円と今年最低でした。