レバレッジ全盛の昨今、個人投資家は相場急落時に追い証で市場から退場命令を食らってしまう。筆者のようなファンド運用者は、パフォーマンスが悪化するとファンドの解約が多くなり、決して長期の運用などできない。ここがバフェットとわれわれの違いである。だから、二人目のウォーレン・バフェットはいない。
多くの投資家がバフェットの買っている銘柄をまねてみたり、あるいは彼の買っている銘柄にばかりに注目している。しかし、そんなところにバフェットの運用の秘密はない。
個人の投資家がバフェットの運用で学ぶべきなのは、「運用が決して破綻しないビジネスモデル」「投資先として米国株式市場を選択していること」「大暴落した時に株を買える現金の温存」であり、銘柄選択などあまり関係ないのである。大量の現金を保有しているため、市場が総悲観になっている時に買い向かうことが出来る唯一の投資家がバフェットである。
もちろん、バフェットの銘柄選択は一流である。彼の持っている銘柄は倒産リスクがなく相場急落時に下げにくい優良銘柄が多い。キャッシュフロー的にビクともしない銘柄ばかりがならんでいる。
繰り返し述べているが、ウォーレン・バフェットは暴落する前に株を売り、暴落すると株を買うという逆張り投資家だ。これは、なかなかできることではない。人間の心理に素直に従って投資行動をすると、暴落する前に株を買い、暴落すると株を売らざるを得ないというバフェットと逆の行動になってしまうのである。
バフェットが率いるバークシャー・ハサウェイはリーマンショック前に現金比率を高めていた。現金ポジションの前回のピークは、金融危機直前の2007年末の433億ドルである。2008年にはリーマン危機の最中、ゴールドマンの株を安く手に入れて大もうけしたが、2008年末の現金ポジションは255億ドルに減っていた。ウォーレン・バフェットは暴落する前に株を売り、暴落すると株を買うのである。バークシャー・ハサウェイが抱える現金ポジションは、現在1,280億ドル(約14兆円)と過去最多に達している。これは次の危機に備えた動きだろう。
S&P500とバフェットの現金ポジションの推移





















































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