2019年もあと数日。この年末年始はカレンダーの関係もあり長期間の休暇が取れる方も多いはず。この間になかなかできなかったことをやっておきましょう。

日本株マーケットは6日間連続休場

 2019年の日本の株式市場は12月30日が年内最終取引日(大納会)となります。

 通常、年明けは1月4日からスタートしますが、2020年はカレンダーの関係で1月6日が年始の取引開始日(大発会)。つまり、日本の株式市場は12月31日から1月5日までの6日間、休場することとなります。

 一方、海外のマーケットは年末年始も動いているところが多いです。ニューヨーク市場は、年末年始の休場日は1月1日だけです。日本の株式市場がお休みの12月31日、1月2日、1月3日もニューヨーク市場は動いています。

 これにより、例えば日本の株式市場が休場中に米国株や為替レートの変動や国内外で大きな出来事が起こった場合などは、その影響が1月6日以降の株価に一度に反映されることになります。
 その結果、思わぬ損失を被る可能性もあります。

心配なら12月30日までに売っておくのも手

 もちろん、逆に日本の株式市場が休場中に米国株が大幅高となったり、為替レートが大きく円安に振れたりした場合は、休場明けの日本株も大きく上昇することが期待できるので、一概に危ないとはいえません。ただ、リスクとしては普段より高くなるのも事実です。

 もし、ご自身が大きなポジションを持っていて、この状況で株価が急落するとまずい、または心配で不安になってしまう…という方は、そもそもポジションを持ちすぎているのが原因ですから少し持ち株を売って身軽になっておくのも手だと思います。

 そうでなければ、年末年始だからといって手じまいする必要もないと個人的には考えています。

 また、運用している資産の金額が大きい方は、突然の急落に備えたプットオプションの買いも有効です。