2019年1年の取引の振り返りを

 株式投資で成功しているすご腕の個人投資家の方に話を聞くと、多くの場合でご自身の行った取引を振り返り、反省材料に使っています。

 例えば、この銘柄をこのタイミングで買ったのは良くなかったとか、上昇途中で売ってしまったので利益を伸ばせなかった…というようにです。

 ただ、売買回数が多いとかなり大変です。筆者も売買回数が結構多いので、実際には1つ1つの取引を振り返って反省することがなかなかできません。

 この年末年始は時間があります。過去1年間の取引を振り返ってみて、成功したものについては何が良かったのか? 失敗したものについてはどこを今後改善すべきなのか? を考えるつもりです。みなさんも振り返る時間にしてみてください。

会社四季報を読み込んでみよう

 成功している個人投資家の多くは、ファンダメンタル分析をかなり真剣に行っています。その一方で、「会社四季報など読んだことがない」とか「2、3年に一度くらい買っている」という方も多くいます。

 今の日本株は全ての銘柄が上昇することはなかなかありません。良い株は上昇しやすく、そうでない株は上昇しにくいという傾向が明らかにあります。

 ですから、ファンダメンタル分析を行い、業績が伸びていたり、割安であると認められる銘柄を探して投資することが重要になります。

 とはいえ、いきなり有価証券報告書や会社発表の説明会資料などを読み込むのもハードルが高いのも事実です。

 それなら、せめて会社四季報を読み込んで、魅力的な会社を探す時間を年末年始に設けてみてはいかがでしょうか。

 すご腕投資家はみな会社四季報を読んでいます。そして会社四季報に掲載されている会社の中に、将来株価が大きく上昇する「お宝」が眠っています。年末年始はお宝探しをするのもよいと思います。