魔性の通貨、トルコリラ
その高金利ゆえに、多くのキャリートレーダーを惹きつけるトルコリラ。金利で誘惑しておきながら、突如として暴落して恐怖のどん底に突き落とすことも平気でしてしまう、魔性の通貨です。
トルコの政策金利は12.00%。米国は1.50~1.75%、NZは1.00%、豪は0.75%、欧州は0.00%、そして日本は▲0.10%。南アは6.50%、メキシコは7.50%。新興国仲間と比べても、金利の高さは群を抜いて高いのがはっきりしています。(金利はいずれも2019年12月現在)
世界的な低金利が続くなかで、トルコリラを取引しないのはもったいない。しかし、だからといって、「トルコリラの外貨預金を寝かせておいたら、いつの間にかお金が増えている」みたいな宣伝記事を安易に信じてはダメです。金利は高いけれど、それ以上にトルコリラが安くなったら損が発生します。トルコリラは買うタイミングが大事なのです。
荒地 潤
FXアナリスト
バンカース・トラスト(現ドイツ銀行)とスイス銀行コーポレーション(現UBS)、日本興業銀行で通貨オプションの経験を積む。活発な投機取引で知られたバンカースではアジアの取引時間帯のディーリング責任者として、マーケットメーカーとして積極的なディーリングを行う。スイス銀行と興銀では日本の機関投資家や事業法人にオプション関連商品を幅広くセールスし、バークレイズ銀行などを経て楽天証券でFX・CFD事業に従事。
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