はじめての投資にふさわしい投資信託の種類は?

 口座開設も完了し、いよいよ運用をスタートするときがきました。「最初はどんな投資信託を選べばよいですか?」という質問も多いです。

 ゆりもとのお勧めは、「インデックス型」「ノーロード」の2つに該当している投資信託です。突然専門用語を出してしまってごめんなさい。簡単に説明しますね。

 「インデックス」というのは、市場全体の動きを表す指数のことです。たとえば、日本株式運用の値動きを表す指標のうち、代表的なものには「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」があります。特定の指数に連動することを目指している投資信託を、インデックス型投資信託と呼びます。一般に、信託報酬という運用コストが安く抑えられているので、ビギナーさんの長期投資にお勧めです。

 次に「ノーロード」とは、購入時のコストが0円の投資信託のこと。投資信託には「販売手数料」という、購入時に支払う手数料が設定されています。ノーロードの投資信託は販売手数料が無料です。ノーロードにも2種類あります。どこで買っても手数料0円という投信と、購入する金融機関によって0円になる投信があります。

 ビギナーさんは、いきなり大きく増やすことを狙うより、減らしにくい運用を目指すほうが重要です。そのため、購入時や保有中のコストが低い投信で運用スタートするのがお勧めです。

投資を始めるまでの手続きに時間がかかります

 思い立ったらまず証券口座開設をしましょう。口座開設だけなら1週間ほどでできますが、NISA口座やiDeCoで運用を始めたい場合は、開設完了まで2~3カ月かかるのが標準です。待ちくたびれてしまわないよう、手続きは早めに取り掛かることをお勧めします。