トヨタ自動車(7203・東証1部)の日足チャート ※11月7日決算発表予定

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

東京エレクトロン(8035・東証1部)の日足チャート ※10月31日決算発表予定

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

 これらのコア銘柄の株価の動きは、この一年を見るとそれほど売られていないばかりか、買われて高値を更新しているものもあります。このことから、投資家はそれほど悲観に傾いていないことが分かります。

 しかし、中間決算時の通期業績見通しにおいて想定以上の悪い数字が示され、これまでの見方が否定されることもあります。企業の業績動向を事前に完璧に把握することはできないため、ポジティブとネガティブ両方のサプライズが起こりやすいのが「決算発表時期」です。

ネガティブな見方が強まると「内需株」が注目される

 仮に「世界景気の回復にはまだ時間がかかる」との見方に傾くと、逆に注目度が増すのは「内需株」です。ほぼ米中貿易摩擦に左右されない、足元業績堅調な銘柄や、この局面で業績が好転している銘柄に資金シフトが起こるのは自然なことと言えます。

 内需株というと「IT関連株」に目が行きやすいですが、他にもたくさんの銘柄が存在しています。細かな銘柄も多いため、その選別は時間をかけて行うことになります。

 ここでは10万円で投資可能な「業績好調継続が見込まれる内需系小型株」の一例として、5銘柄を紹介します。