本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.04

下値メドは107.74

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

FOMC終了、今日は日銀、BOE​

 FOMC(米連邦公開市場委員会)後のマーケットはドル全面高の展開。ドル/円は108.48円まで上値を伸ばし、8月1日以来約1カ月半ぶりの高値を更新しました。一方で、ユーロ/ドルは1.1014ドルまで下落、最近順調だった豪ドル/ドルも大きく値を下げました。

 FOMCはこの日の会合でFF金利の誘導目標を0.25%引き下げて1.75% - 2.00%にすると発表しました。しかし今後の利下げに関しては、可能性を残しながらもやや消極的。利下げはいったん終了、12月と来年の利下げはなしとの思惑でドルが買われました。

 今回の利下げは、FRB(米連邦準備制度理事会)の中期的な金融政策における調整の一環に過ぎず、本格的な「利下げサイクル」に入ったわけではありません。なぜなら、パウエルFRB議長は、米経済のリセッション(景気後退)を想定していないからです。今回の決定は、米国が不況になったからではなく、景気を長期間持続させることを目的とした保険だと説明しています。

 もっとも、関税を巡る米中間の対立が緩和に向かっていることや、原油価格がすぐに落ち着いたことも理由です。情勢が悪化するならば12月利下げもまだ可能性として残っています。

 ゼロになるまで利下げしろと主張するトランプ大統領は、FOMCの決定に怒り心頭です。パウエルFRB議長を解任するという噂もでています。今日は、日銀、SNB(スイス国立銀行)、そしてBOE(イングランド銀行)の政策金利発表。日銀が新型の緩和策を発表するとの予想も一部にあり、こちらも注目です。

毎ヨミ!FXトップニュース

18日ドル/円のNY市場の終値は108.46円

 17日の終値に比べ0.35円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

今日の格言:

一般的に行き過ぎは反作用の原因となり、逆方向への変化を促す。個人、政治、なんであれ –プラトン​

各国・各通貨トピックス

ドル:
 パウエルFRB議長
 「利下げは保険」
 「景気後退は想定していない」
 「経済は好調。見通しも良好」
 「利下げにあらかじめ決まったコースはない」
 「経済が弱まれば、追加利下げが必要になる可能性」
 「インフレ圧力は明らかに弱い」

FOMC声明:
 「セントルイス連銀総裁は、0.5%の大幅利下げを主張」
 「カンザスシティー、ボストン連銀総裁は、据え置き主張」
 「17名のうち7名は年内あと1回利下げが必要との見方」
 トランプ大統領「FRBはまたしくじった」


 日米貿易交渉“合意”25日の日米首脳会談で発表か
 ドコモ、ファーウェイ5G端末の採用見送りへ

ユーロ: 
 メルケル首相、いまだ国内で高い人気= ドイツ世論調査
 ドイツの地方選挙で極右政党が票伸ばす
 ドイツSPD、メルケル首相のCDUと連立解消か
 SNB(スイス国立銀行)、ユーロスイスで、スイス売り市場介入継続

ポンド: 
 10月31日の「合意なき離脱」、マーケットは可能性を完全に排除か
 英総選挙は2020年第1四半期、それまでブレグジットは延期も

その他:
 Googleのオンライン講座が開講。無料
 スパイダーマン、MCU離脱へ。 ディズニーとソニーが交渉決裂
 サンフランシスコ空港、ペットボトル入り飲料水の販売を禁止

主要指標終値

出所:楽天証券が作成