決算が悪くて下げた銘柄は?
そこで今回の決算の成績を点検します。下はその一覧表です。
表2:今回の決算発表での成績
個々の決算は、もう少し丁寧に精査する必要があるので、一つずつ確認します。
ロクを検証
ロクの第2四半期決算は、EPSが予想▲20セントに対し▲8セント、売上高が予想2.23億ドルに対し2.5億ドル、売上高成長率は前年同期比+59.5%でした。
第3四半期売上高は、予想2.46億ドルに対し新ガイダンス2.5億~2.55億ドル、2019年度の売上高は、予想10.5億ドルに対し新ガイダンス10.75億~10.95億ドルが提示されました。
このように全く危なげない完璧な決算でした。
トレードデスクを検証
トレードデスク(TTD)の第2四半期決算は、EPSが予想68セントに対し95セント、売上高が予想1.55億ドルに対し1.60億ドル、売上高成長率は前年同期比+42.4%でした。
第3四半期の売上高予想1.62億ドルに対し新ガイダンス1.63億ドルが提示されました。修正EBITDA(利払い前税引き前、減価償却前利益)は4,500万ドルというガイダンスが示されました。
2019年度の売上高予想6.5億ドルに対し新ガイダンス6.53億ドルが提示されました。修正EBITDAは2.01億ドルというガイダンスが示されました。
トレードデスクの決算は、通年のガイダンスの上昇修正幅が少なく、やや不満を残したものの、全般的にはソツのない内容でした。
オクタを検証
オクタ(OKTA)の第2四半期(7月期)決算は、EPSが予想▲10セントに対し▲5セント、売上高が予想1.31億ドルに対し1.40億ドル、売上高成長率は前年同期比+48.5%でした。
第3四半期はEPS予想▲9セントに対し新ガイダンス▲13セントから▲12セントが、売上高は予想1.41億ドルに対し新ガイダンス1.43億~1.44億ドルが提示されました。
2020年度のEPSは予想▲46セントに対し新ガイダンス▲44セントから▲42セントが、売上高は予想5.49億ドルに対し新ガイダンス5.6億~5.63億ドルが提示されました。
オクタの決算は次の四半期のEPSガイダンスがやや低かったものの、売上ガイダンスに問題は無いし、通年でのEPSガイダンスも予想を上回っているので合格だと思います。