投資家は債券に避難
通常、景気の暗転が予想されるとき、安全な避難先として債券が好まれます。しかし、米国経済はしっかりしているにもかかわらず、世界の投資家は今、猛烈な勢いで債券を買っています。
その結果、10年債利回りから2年債利回りを引いた差は、瞬間「0」になり、いわゆる逆イールドの状況が生じました。
実はFRBが特に注意を払って観察しているのは、むしろ10年債利回りから3カ月物Tビル利回りを引き算した差です。こちらの方は一足先に3月22日に▲0.013%を記録し、今も下のチャートに見られるように、マイナス圏を推移しています。