投資に対する積極的な情報収集が求められている

 来場者との質疑応答コーナーでは、「AI(人工知能)投資の可能性」についての質問がありました。これに対し、「AI投資のプレゼンスは今後一気に高まっていく可能性があるが、現状は、まだまだ発展途上」「リーマン・ショックのような暴落時は人間が運用するアクティブファンドしか乗り越えられない。現状のAIは下落トレンドを察知し、売ってしまう」など、今後の課題についても言及。

 また、「どの運用会社を選べばよいか」についての質問については、「運用担当者の淘汰(とうた)も始まっており、運用会社の情報をしっかり得ることが重要」「インターネットを活用して、充実している運用会社のホームページを見てほしい」など、個人投資家自ら情報を収集する姿勢の大切さについても、解説されました。

参加者からの反応

 セミナー終了後のアンケートでは、「非常に魂のこもったお話で貴重な機会を得られた」「結論をはっきり言ってくれたので内容の濃いセミナー」「インデックスファンド全盛の時代にこういうセミナーは聞き応えがある」などの感想の他、「ファンドアナリストを主としたセミナーを増やしてほしい」など、アクティブファンドにより強い関心を示す内容の感想も寄せられました。

 東京証券取引所では、今後もさまざまなテーマでセミナーを開催し、個人投資家の皆様へ幅広い情報の発信を行ってまいります。

■セミナー開催概要
日時:2019年7月31日(水)19:00~20:30
会場:東証ホール
対象:一般

(東証マネ部!編集部)

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