「常識」からの脱却

 まず篠田氏は、ファンドアナリストからの着眼点を挙げつつ、「その投資信託の『常識』、間違っていませんか?」という問いかけからスタート。

 近著『【最新版】本当にお金が増える投資信託は、この10本です。』(SBクリエイティブ発行)にも取り上げているアクティブファンドについて、いくつかの実例を解説しながら、「投資信託を選ぶにあたってダイヤの原石を探そうとしない」「ファンドマネージャーは5年先を見ており、5年がひとつの目安」「積立投資での購入頻度を増やしてもリターンに大きな差は生じない」「積立に必要不可欠なのは資産分散と時間分散の組み合わせ」「ポートフォリオは少ない本数でも完成できる」など、投資信託の選び方や運用の考え方について、歯切れの良い説明がされました。

「ポートフォリオはシンプルにして良い」と語る篠田氏