老後の収入源を確保するには・・・

 老後破産に直面している高齢者は、「収入が著しく少ない」「貯蓄がない」「頼れる人がいない」という3つの「ない」が特徴です。そのため、給与所得や年金に頼らなくても、定年退職後に毎月暮らせるだけの収入源を作ることが必要になります。

 マンション経営を始め、35年ローンが組めれば図表のようにローンの返済以上に家賃収入が入ってくるため、収益を貯金に回せば貯金は増え、ローンが完済されれば年金の上乗せとしての家賃収入が期待できます。これで、老後資金の心配はかなり軽減されることでしょう。

 しかし、不動産投資といっても「新築OR中古」「都心OR地方」「区分OR一棟」など種類は様々、今一度、目的を再確認しましょう。

 マンション経営の目的は、老後に安心して生活するための収入源を確保することです。年金の上乗せとして、「いくらあれば無理なく生活できるか」を一つの目安として、安全に家賃収入が確保できる方法を不動産投資の手段として選んでいきましょう。 

 本書の第1章で紹介したアンケートでは、年金の他に10万~20万円の家賃収入があれば、ゆとりある生活を送れる人がほとんどでした。家賃収入は、多い人でも月々40万円前後、年間で500万円あれば足りるのが、現状です。

[図表]