本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.53

下値メドは108.00

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

FOMCで利下げを決定

 FRB(米連邦準備制度理事会)は31日(日本時間1日早朝)、FOMC(米連邦公開市場委員会)で利下げを決定しました。利下げ幅は0.25bp(ベーシスポイント)。米国の政策金利であるFF金利は2.25~2.50%から2.00~2.25%になりました。FOMCは同時に緩和縮小の終了も発表。

 FOMCは10年半ぶりの利下げに踏み切ったわけですが、マーケットの一部には50bp利下げの予想も出ていたので、今回の決定は、それほど「ハト派的(緩和的)」ではなかった、といえます。

 会合後の記者会見で、パウエルFRB議長は再利下げの可能性を排除しませんでした。しかし同時に、今回の利下げは長期的な金融緩和サイクルの合図ではないと述べています。

 経済環境が大きく変化しなければ、利下げは今回1回で終了の可能性が高そうです。ただし、過去のFRBの政策行動パターンからすると、「利上げ」もまた今後数年、場合によっては5年以上しない、と考えるべきでしょう。

 FOMC後のマーケットは、素直に株売り、ドル買い。ドル/円は109円まで上昇した一方、ユーロ/ドルは約2年ぶりの安値をつけています。

毎ヨミ!FXトップニュース(7月31日)

31日ドル/円のNY市場の終値は108.77円

 30日の終値に比べ0.16円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

今日の格言:

あらゆる創作行為は、まず何よりも破壊行為である - パブロ・ピカソ
= Every act of creation is first of all an act of destruction.

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ米大統領「パウエルFRB議長に失望」
    FOMC声明「2名の連銀総裁が、利下げに反対」
    パウエル議長「利下げ決定は利下げサイクルの開始ではない」
    パウエル議長「一度きりの利下げとは言っていない」

円:
    郵便局員、契約結びやすい高齢者を「ゆるキャラ」「半ボケ」呼ばわり
    かんぽ生命、株式売却時点で不適切販売を把握
    かんぽ生命、過去5年間の不適切契約が18.3万件
    米国の日韓仲介提案「そのような事実ない」、菅官房長官が否定

ポンド:
    ジョンソン内閣のゴーブ国務相「合意なき離脱が現実的になってきた」
    英国立経済社会研究所(NIESR)「合意なき離脱の可能性はおおよそ40%」

南アランド: 
    南ア財務相「国営電力会社エスコムは財政構造にとって最大のリスク」
    格付け会社フィッチ、南アの格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ

ロシアルーブル:
    「反プーチン集会」で市民1,300人以上拘束か
    プーチン氏批判のロシア野党指導者に毒物か
    イラン海軍と露海軍が合同演習へ

その他:
    バングラデシュで過去最悪のデング熱流行、1日で1000人感染
    米金融大手キャピタルワンで1億人分の情報流出か、過去最大規模
    ピザの耳だけという新メニューが米国で人気

主要指標終値

出所:楽天証券が作成