日経平均の想定レンジを把握

 もっとも、様子見の裏には下方向への警戒感が透けて見えていますので、高値どうしと安値どうしを結ぶトレンドラインを描いて、想定レンジを把握していきます。(下の図2)。

(図2)日経平均(日足)の動き その2(2019年7月12日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 株価が上方向に進んでいくのであれば青いトレンドライン(3)、下方向であれば赤いトレンドライン(4)が大体の目安になりそうです。もちろん、先ほどの「25日移動平均線の流れに逆らわない」ことが前提ですので、株価が25日線や75日線を下抜けた際のムードの悪化には要注意です。