イーナ: やっぱり!!

十七郎: おや?イーナさん、こんにちは。

イーナ: 今度は駅員さんになるとは…、さすがに想像を絶します!!

十七郎: では、業種の話でもいきましょうか。

イーナ: え、仕事は大丈夫なんですか?!

十七郎: ちょうどこの後はダイヤが空いていて、私は休憩の時間なので。イーナさんはお時間ありますか?

イーナ: 私もさっきセブンテちゃんと遊んできたところなのであとは帰るだけなんです!じゃあ今回もお願いします(笑)

十七郎: わかりました。では、今回は鉄道に関連して「運輸・物流」でいきましょう。

イーナ: お願いします!

十七郎: まず、運輸・物流セクターは大きく4つの業種に分けることができます。1つ目は鉄道事業、まさに私がいま働いているような鉄道会社ですね。

イーナ: 鉄道はほとんど毎日利用するから安定したイメージがあります。

十七郎: そうですね、インフラ事業とも考えられているため安定したイメージはありますが、この業界は人口動態の影響を考える必要があります。

イーナ: 人口動態?

十七郎: はい。人口が減少する場合、長期的には利用者の減少を招く可能性があります。ですが、バリアフリー化の促進や利便性向上による高齢者の利用増加、インバウンド旅客増加など、まだまだ増収に向けた施策を打つ余地があるとも考えられます。

イーナ: 確かに。最近はホームドアが設置されている駅も増えてきてますよね。

十七郎: ホームドアの設置などの安全投資もそうですし、鉄道施設全体の老朽化への対応も今後実施されていくと見込まれています。このように安全性や利便性を確保するための仕組みをうまく作れているかどうかが今後の見通しを左右すると考えられます。2つ目の業種は、トラック・倉庫事業です。

イーナ: オンラインショッピングよく利用しちゃうから、この業種も馴染みがあります!

十七郎: そうですね、昨今はオンラインショッピングの利用者増によって、トラック・倉庫事業などの需要は増える傾向ですが、一方でマンパワーの不足が年々顕著になっています。

イーナ: 人手不足の話題はときどき耳にします。

十七郎: 抜本的な解決策としては自動運転やロボット導入などによる業務の自動化が挙げられますが、実現までには長期間かかる見込みです。それまでの間は人件費を中心としたコストの増加を、配送料の値上げにより転嫁できるかどうかがポイントになります。

イーナ: やっぱり自動化はいろいろな事業でも課題となっているんですね。