(提供元:大和投資信託)
※この記事は2018年5月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。
ガタンゴトン、ガタンゴトン、
セブンテ: こないだイーナはカフェやるって言ってたよね?
イーナ: うん。
セブンテ: わたしも何かやろうかなぁって思ったけど、イーナがカフェやるなら私は実家のコーヒー農園を継ごうかなぁ。
イーナ: え!!セブンテちゃん、実家コーヒー農園なの?!何でいままで言わなかったの?!
セブンテ: うーん、別に言う必要なかったと思ったし(笑)
イーナ: まぁそうだけど…、でも私がカフェやったらセブンテちゃんのコーヒー豆絶対取り扱いたいな♪
セブンテ: そう言ってくれるとうれしいな!ちょっと本気で考えてみようっと♪
イーナ: そのためにはまじめに資産運用だね!でもセブンテちゃんはもうやってるか。
セブンテ: やってるけど、イーナの口から資産運用て言葉が出るようになるとはちょっと前まで思わなかったよ(笑)
イーナ: あ、私ここで乗り換えだから、セブンテちゃんまたね♪
セブンテ: うん、じゃあね!
イーナ: えーっと17番線に乗りかえなきゃ!
???: 出発進行~!!
イーナ: え?この声は、もしや?!
イーナ: やっぱり!!
十七郎: おや?イーナさん、こんにちは。
イーナ: 今度は駅員さんになるとは…、さすがに想像を絶します!!
十七郎: では、業種の話でもいきましょうか。
イーナ: え、仕事は大丈夫なんですか?!
十七郎: ちょうどこの後はダイヤが空いていて、私は休憩の時間なので。イーナさんはお時間ありますか?
イーナ: 私もさっきセブンテちゃんと遊んできたところなのであとは帰るだけなんです!じゃあ今回もお願いします(笑)
十七郎: わかりました。では、今回は鉄道に関連して「運輸・物流」でいきましょう。
イーナ: お願いします!
十七郎: まず、運輸・物流セクターは大きく4つの業種に分けることができます。1つ目は鉄道事業、まさに私がいま働いているような鉄道会社ですね。
イーナ: 鉄道はほとんど毎日利用するから安定したイメージがあります。
十七郎: そうですね、インフラ事業とも考えられているため安定したイメージはありますが、この業界は人口動態の影響を考える必要があります。
イーナ: 人口動態?
十七郎: はい。人口が減少する場合、長期的には利用者の減少を招く可能性があります。ですが、バリアフリー化の促進や利便性向上による高齢者の利用増加、インバウンド旅客増加など、まだまだ増収に向けた施策を打つ余地があるとも考えられます。
イーナ: 確かに。最近はホームドアが設置されている駅も増えてきてますよね。
十七郎: ホームドアの設置などの安全投資もそうですし、鉄道施設全体の老朽化への対応も今後実施されていくと見込まれています。このように安全性や利便性を確保するための仕組みをうまく作れているかどうかが今後の見通しを左右すると考えられます。2つ目の業種は、トラック・倉庫事業です。
イーナ: オンラインショッピングよく利用しちゃうから、この業種も馴染みがあります!
十七郎: そうですね、昨今はオンラインショッピングの利用者増によって、トラック・倉庫事業などの需要は増える傾向ですが、一方でマンパワーの不足が年々顕著になっています。
イーナ: 人手不足の話題はときどき耳にします。
十七郎: 抜本的な解決策としては自動運転やロボット導入などによる業務の自動化が挙げられますが、実現までには長期間かかる見込みです。それまでの間は人件費を中心としたコストの増加を、配送料の値上げにより転嫁できるかどうかがポイントになります。
イーナ: やっぱり自動化はいろいろな事業でも課題となっているんですね。
十七郎: 3つ目は航空事業です。海外から日本を訪れる旅行者のみならず、日本から海外にでるビジネスマンも増えていて、全体の旅客数は増加傾向にあります。しかし海外の航空会社は、需要が増えるほどには座席供給を増やしていないのが現状です。
イーナ: へぇー、なんで増やさないんだろう?
十七郎: 現在、日本の空港は発着枠の関係から、海外の航空会社が参入しにくい状況となっているためです。ですので、いまのところは日本発着の国際線旅客需要増は日系の航空会社に多くの恩恵をもたらしており、今後も当面はこの動きが続く見込みです。
イーナ: そうだったんですか、でもオリンピックに合わせて空港の発着枠が増えたりしそうですけれど?
十七郎: はい、今後の発着枠の拡大は検討されていますので、これにより海外の航空会社の参入が見られれば、航空事業の競争は激化するかもしれません。最後は海運事業です。
イーナ: 海運、ということは船ですか?
十七郎: はい、船舶での輸送事業です。海運事業はいわゆる景気敏感セクターと考えられています。
イーナ: 世界中の国々と貿易していると思うとそのイメージはわかる気がします!
十七郎: また、海運事業は設備投資が必要な事業でもあります。貨物を運ぶためには当然ですが船舶が必要になりますので多額の資金が必要になりますが、現在は船舶供給過剰ですので、建造の必要性は低い状況です。
イーナ: 船舶ってどのくらい寿命があるんですか?
十七郎: 一般的には船舶の寿命は20年から30年です。ですので一度大きな供給過剰状態が作られると、保有期間に発生するランニングコストの負担が大きいとされています。そのような環境下では、大手海運会社はそれぞれのコンテナ船事業を分離し、ひとつの会社を立ち上げるなど、業務の効率化を行うことで、各社の収益改善をはかる動きが見られます。
イーナ: なるほどー、ありがとうございました!このセクターについては…?
十七郎: ございます。「TOPIX-17運輸・物流」の値動きに連動するETFですね。
イーナ: わかりました、注目してみます!
十七郎: では、休憩もそろそろ終わりなので、
イーナ: あ、そうだった休憩中でしたね!すみません。
十七郎: いえいえ、お気になさらずに。これは私のミッションですから。
イーナ: ん?ミッション??
続く
※指数のディスクレーマーについては下記をご参照ください。
TOPIX-17シリーズに係る知的財産権は、株式会社東京証券取引所に帰属します。
※この記事は2018年5月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。
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