アドバイス1:少額から始めればいい
まず第1に考えるべきは「投資を少額からスタートしよう」ということです。
投資の経験もなく、知識もまだ十分ではない人でも、中長期的な経済の成長を資産形成のエンジンとして組み入れることを決断したことは、とても素晴らしいことです。
ただし、投資スタートで無理をして、定期預金からいきなり大金を投じる必要はありません。定期預金のお金は定期預金のままでいいのです。始めからから大きなお金にせず、ぜひ「少額からスタート」してください。
万が一、投資した資産の時価が大きく値動きしたとしても、すでに保有している預貯金を残しておくことで、「資産全体」でリスクを抑えることができます。
しかし、いきなり「100万円で投資」をスタートした場合、あなたの財産の大半が投資リスクにさらされることになります。例えば、投資スタートした時点で、世界的な経済ショックなどで市場に値下がりが起きてしまったら、いきなり含み損が30万円になるかもしれません。
でも、「100万円は定期預金」に加えて、「月1万円の積立少額投資」であれば、スタート時点で市場が急落しても、投資額が少ないことで、精神的にもゆとりを持つこともできます。
そして、この経験は後に投資額が増えたとき、値動きに一喜一憂せず、あなたを落ち着かせてくれる力となるはずです。スタートは少額からでOKです。