「老後2,000万円問題」で投資意識が高まる?でも初心者向けの注意あり!

「老後2,000万円問題」の影響はいろんなところに出ています。好意的に捉えられている影響では、「投資に対する若年層の興味関心が高まったようだ」という報道などがあります。

 私も「誰も教えてくれなかったお金の常識」を若年層にも意識させたものと考えています。

 現在、米国の高齢者の資産が20年前と比べて大きく増えています。

 この理由は、老後資金の自助に対応させるべく、401(k)(米国の確定拠出型個人年金制度の一つ)プランやIRA(Individual Retirement Account=米国の個人年金制度の一つ)などの「器」を整えたことです。

 日本でも今後、現役世代の多くが「老後に向けて資産を積み立て始める」という行動につながれば、数十年後には老後の不安は大きく減少していることになるはずです。

 今回の問題から、老後の不安を覚えて資産形成をスタートしようとする若年層のために、4つのアドバイスをまとめてみたいと思います。