そもそも「受渡日」って何だっけ?「T+2」って?

 2019年7月16日の取引から、株式取引の「受渡日(うけわたしび)」が変更されます。

 受渡日とは成立した株式などの取引が決済される日のことです。一般的に、株式の売買注文が成立した日を「約定日(やくじょうび)」、実際に株式や代金がやり取りされる日のことを受渡日と呼んでいます。

 これまでの受渡日は、「約定日(T)から起算して4営業日目(T+3)」だったのですが、今後は「約定日から起算して3営業日目(T+2)」へと1日短縮されます。

 もちろん、株式やETF(上場投資信託)などを対象としている信用取引についても、新規建てや返済の受渡日がT+2へと短縮されることになりますが、それ以外にも信用取引に対してどんな影響があるのでしょうか? 主なものについて確認していきます。