このように書くと、「さすがに日経平均株価1万円割れはないだろう」と思う方も多いかもしれません。でも、過去のバブル崩壊時における日経平均株価の推移をみれば「あり得る」と考えを改める方もいるでしょう。

<過去のバブル崩壊時における日経平均株価の推移>

◯1989年12月 3万8,915円 → 1992年8月 1万4,309円(下落率63.2%)

◯2000年4月   2万833円    → 2003年4月 7,607円(下落率63.5%)

◯2007年7月   1万8,261円   → 2009年3月 7,054円(下落率61.4%)

◯2018年10月 2万4,270円  → ???

 もし上記のうち、最も下落率が小さかった時と同じく61.4%株価が下落したとしても、2018年10月高値2万4,270円から計算すると、9,368円になります。

 ですので、日経平均株価1万円を割る可能性も、絵空事ではないことが想像いただけるのではないでしょうか。