ドル/円下落109円台！米景気先行き懸念で株も米金利も大幅安？

本日の注目通貨

ドル/円：111円は意外に遠かった…

　23日（木曜日）ドル/円の高値は110.36円。東京時間から上値がやや重くなっていた感がありましたが、海外時間に入ると売りが優勢になり、110円を割ると109.45円まで下落。

　米中貿易摩擦がエスカレートするなかで、景気動向指数である米国の5月PMIが3ポイントも低下。米株や米長期金利がこれに反応して大幅に下落したことが、ドル売りのきっかけといわれています。

ユーロ/ドル：急落後、急反発

　ユーロ/ドルは約2年ぶりの安値1.1107ドルまで下げた後、1.1187ドルまで急反発、そのまま高値圏で引けました。ドル安の動きがユーロを支えています。しかし、この日発表されたドイツや欧州の景気指数であるPMIは悪く、ユーロを積極的に買う理由もありません。