3メガ銀行の投資判断

以下の通りです。

【1】私は、3メガ銀行とも、長期的な投資価値は高いと判断しています。

【2】3メガ銀行の投資魅力に順位をつけると、1番が三菱UFJ、2番が三井住友FG、3番がみずほFGと判断しています。

 3メガ銀行は、収益低下が続く国内商業銀行業務だけでなく、ユニバーサルバンク経営(信託・証券・リースなどへの多角化)、海外展開(米国やアジアの銀行への出資)でも収益を稼いでいます。多角化が進んでいる三菱・三井住友の投資魅力は高いと考えています。国内商業銀行への依存が相対的に高いみずほFGの投資魅力が3番目です。

【3】3メガ銀行以外の銀行株は、保有すべきでないと考えています。

 特に地方銀行は、今のままでは将来、大半が本業で赤字に陥る懸念があり、投資は避けた方がよいと考えています。ゆうちょ銀行(7182)も、現時点で、投資魅力が低いと判断しています。

 今回、触れませんでしたが、金融セクターで、海外で収益を拡大させる期待のある東京海上HD(8766)(予想配当利回り4.5%)、オリックス(8591)(予想配当利回り5.7%)も、株価が割安で、投資価値は高いと判断しています。

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