過去のデータではそろそろ下げ止まりも!?

 他にこんなデータもあります。

 5月14日まで「7日続落」しているわけですが、日経平均が過去10年で連続安した日数を調べると、最長でも「8日続落」(2009年7月1日~7月13日)でした。それ以外は、2012年と2016年に7日続落が2回ずつありますが、それに並ぶ連敗中(←今ココ)なわけです。

 気休めにしかならないデータかもしれませんが、「これくらいの日数でいったん下げ止まる」という目安としては強いように思います。これくらい続けて下げると、投資家心理としては買い戻しを入れたくなるとか、逆張りで買いを入れたくなるといった傾向もあるのでは、と考えています。

図:過去10年の連続下落日数

出所:筆者作成

 また、こんな日本独自の景気ネタも出てきています。5月13日に内閣府が発表し、民放のニュースでも大きく取り上げていましたが、3月の景気動向指数(←米中貿易協議が進展していると報じられていたタイミング)から見た国内景気の基調判断が6年ぶりに「悪化」へ下方修正されました。内閣府が「ゴメンナサイ」したわけです

 そんな状態で、来週20日(月)に1~3月期のGDP(国内総生産)が発表されます。

 エコノミストの大半がマイナス成長を予想していますので、マイナスで出るがコンセンサスなわけです。直近話題になりつつありますが、着々と「消費増税再延期」の材料が整っているわけです。

 これは、昨年央から消費税増税の影響直撃をストーリーに、売られてきた小売株など内需関連株にとって、壮大な買い戻しにつながる可能性もあるということ。これも売り方にはリスクです。

 希望的観測は一切ありませんが、「そろそろリバウンドしてもおかしくない?」が現時点で言えることかもしれません。「どれくらい戻すか?」は全く分かりませんが、上記の図の連続下落表に「反発後の7営業日」の動きも掲載していますので、ご参照ください。